去る2024年9月11日に、滝沢市IPU第2イノベーションセンターにて、当法人主催の「ロボットプログラミング実習」を開催いたしました。
今回の実習は、岩手県高等学校教育研究会商業部会様より、岩手県内各地の情報系の授業を担当される先生に向けたプログラミング実習のご依頼をいただき、実現いたしました。
講師は、当法人の正会員でもある、滝沢ロボティクス合同会社所属の阿部嵩生様にご担当をいただきました。
阿部講師は岩手県立大学ソフトウェア情報学部で学業を営みながら、NPO法人IRCプロジェクトで理事長を務めています。これまでにも、滝沢市内の小学校にてプログラミング授業の教材開発や講師等を努めてきた経歴をお持ちです。
今回の実習では、岩手県内各地(盛岡市、花巻市、遠野市、奥州市、一関市、久慈市、釜石市、大船渡市など)の高等学校にてご指導を行われている17名の先生方にお集まりいただき、プログラミング実習を行ないました。
【前半】基本的な動作を実装する
授業の前半では、プログラミング教育用に作られたマイコン「micro:bit」をベースに、NPO法人IRCプロジェクトで開発した「IRC:bit」を使ったプログラミングを体験していただきました。
ご参加された先生達に持参していただいたノートパソコンとmicro:bitを接続し、プラグラムの実行環境である「MakeCode」を使ってロボットの制御を行っていきます。
MakeCode上に表示された『ブロック』を組み合わせてプログラミングを行い、LEDを光らせたり、ロボットのモーターのオン/オフを制御したりと基礎的なプログラミング方法を学んでいただきました。
【後半】ロボットを自動制御してみる
後半は、ロボットのセンサーを用いて、ボールを認識して追尾させる処理を実装していきます。
先生達も工夫しながらロボットの調整を行いますが、意図しない動きをするロボットもちらほら。
ロボットを思いどおりに動かせない中、協力しながら何度も調整を加えて再チャレンジを行ないます。普段は生徒たちに”教える”ことをお仕事にされている先生方も、今回の実習ではプログラミングを楽しみながら学び、真剣に課題に取り組んでいました。
今後、若年層のデジタル人材の育成が課題になると言われている中、先生の皆様も新しいIT知識を身に付けながら教育に携わっていく必要があるとお考えのようです。今回の取り組みがその一助になりますと幸いです。
イノベブリッジたきざわでは、今後も学生や教育関係者に向けた人材育成に関する事業を行なってまいります。ご興味をお持ちいただけましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。